カズオ・イシグロ『日の名残り』


日の名残り (ハヤカワepi文庫)

2017年、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの作品を初めて読みました。

受賞理由はwikipediaによると

受賞理由として「壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという、我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた」などとされた wikipedia

まだ私自身、『日の名残り』しか読んでいないのですから、この理由を見て「なるほど」というには早計すぎます。

しかし、『日の名残り』を読んだだけでも、後半部分の「(省略)我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた」の部分はなんとなくですが、わかった気にもなれました。

初めて読んだカズオ・イシグロの作品。

とても面白かったです。それと同時に一回読んだだけでは捉えられなかったことがあるような気がしてなりません。

まだ、表面をさらっと読んだだけで、読み取れてない部分が多々あるようです。

読んでいて感じたのは、「古典」に近い小説なのではないかと言う感覚です。

もちろん、現代語で書かれている紛れもなく現代の小説なのですが、雰囲気がどうも「古典」を感じさせます。

そして、ある執事の一人称の視点で描かれる物語は、色鮮やかで、客観的なように見えて、やはり主観的である。

そんなところがまた面白さを感じさせます。

 

まだ、他にもカズオ・イシグロの小説はあるので、読みたいと思っています。

 

それと同時にこの作品を翻訳はとても読みやすかったです。

 

 

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